注文住宅において最初の難関であるハウスメーカー選び。
ハウスメーカーにはそれぞれ強みや特徴があるので、自分の予算や要望に合うハウスメーカーを選ぶことが大切です。
我が家がお家づくりで重視していたのは、「耐震性、断熱性、機密性に優れていること」と「メンテナンスしやすいこと」。
なので、どちらの要望も叶えてくれそうなハウスメーカーというと、やはり安心感のある大手のハウスメーカーが良いなと考え、割とはじめの段階から大手ハウスメーカーである住友林業、積水ハウス、ヘーベルハウスの3社に絞って比較検討していました。
この記事では、上記3社の比較をした上で我が家がどうして住友林業を選んだのか、その理由をお伝えしたいと思います。
3社の比較(積水ハウス、ヘーベルハウス、住友林業)
積水ハウスの特徴
- 住宅メーカー業界No.1の着工棟数!
- 構造は鉄骨とシャーウッド(木造だけど鉄骨のように強い)の2種類から選べて、どちらも地震に強い!
- 自由度の高い設計が可能で、天井高2,740mm、梁スパン最大7mまでの広々空間設計が可能。
- 長期保証制度あり!アフターサービスが充実 (※初期30年保証&無料点検、30年目以降は有償メンテナンスをすることで10年間ずつ延長保証)
- シャーウッド専用のオリジナル外壁材「陶版外壁ベルバーン」の優れたメンテナンス性(※塗装とは異なり、夏の強い⽇ざしや多雨多湿な天候でも変⾊や褪⾊が少ない)
坪単価 | 65〜120万円 |
構造 | 鉄骨、木造軸組 |
施工対応エリア | 沖縄を除く全国 |
積水ハウスは将来のメンテナンス費用を抑えるために初期費用を高くする、という考えで坪単価が高いのだそう。
光熱費を削減できるのも魅力的だし、全体的にバランスが良い印象を受けました!さすが業界No.1。
個人的にはシャーウッド&陶版外壁ベルバーンに憧れます〜!
ヘーベルハウスの特徴
- 構造はへーベル(鉄骨 / ALCコンクリート)一択!
- 高層マンションと同じくらいの耐震性があり、築80年もつので建て替えは不要!(※東日本大震災の鬼怒川決壊にも耐えた話は結構有名 ▷参考:J-CASTニュース「決壊した鬼怒川の濁流に耐え…」)
- 燃えない、傷まない、腐らない、湿気に強い、白蟻駆除不要、外壁が厚いため防音性が高い…というコンクリートだからこそのメリットがある
- 逆にコンクリートだからこそのデメリットとしては、外壁が厚いため、その分部屋が狭くなる
- 長期保証制度あり!アフターサービスが充実(※主要な住宅設備機能は初期10年後まで無償メンテナンス、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分は30年後まで無償メンテナンス)
- 30年後に住み続けるか、売却するかを選べる(※住み続けるなら30年後のタイミングで約300〜400万円でメンテナンスをすることで、最大60年延長保証&無料点検が可能。売却についてはへーベルハウスが運営している中古物件の売却 / 購入サービス ストックヘーベルハウスで売却可能)
- 「そらのま」というアウトドアリビングがとても魅力的!
坪単価 | 80〜120万円 |
構造 | 鉄骨(ALCコンクリート) |
施工対応エリア | 関東1都6県、山梨県、静岡県、東海、中京、京阪神、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県を中心としたエリア |
住宅展示場で見た「そらのま」が素敵だったことと、圧倒的な耐震性の強さに惹かれていたので、私たちの中でヘーベルハウスはかなり有力候補でした!
住友林業の特徴
- 住友林業は木造に力を入れているメーカー。
- 自社で森林を持っているので、ウッドショックによる影響はなかった!(ほとんどのハウスメーカーは森林を所有しておらず国内外から買い入れているそう・・・)
- 木造のメリットは、断熱性の高さ、間取りの自由度!(鉄骨は規格サイズが決まっているけれど、木はmm単位で自由に作ることができる)
- ビックフレーム構造、マルチバランス構造、2×4の中から構造を選ぶことができる。オススメはもちろんビックフレーム構造で、地震に強い重量鉄骨造と同じくらいのつくり、窓を大きく取れる間取りの自由度が高さが特徴。
- 住友林業は「吹き付け塗装」が可能。貝殻やサンゴなどを含んだ「シーサンドコート」は特に人気の塗装。
- 長期保証制度あり!初期30年間メンテナンス保証。30年後、300万円支払うことで60年まで保証が延長。(※白蟻駆除は10年後、20年後のタイミングでそれぞれ10万円必要。)
坪単価 | 65〜110万円 |
構造 | 木造軸組工法(ビックフレーム構造、マルチバランス構造、2×4) |
施工対応エリア | 沖縄を除く全国 |
木造を考えているのであれば、オススメしたいメーカーです!
いくつか完成邸を周りましたが、どのお宅も高級感があって、木の感じが素敵でした!
また、シーサンドコートの美しさにもびっくりしました!築5年ほど経っているのに白くて綺麗だったので、耐久性の高さを感じました。
住友林業を選んだ3つの理由
ヘーベルハウスも積水ハウスも住友林業も、3社どれもとっても魅力的で、それぞれ完成邸見学も行ったくらいめちゃくちゃ悩んだのですが、我が家が最終的に選んだのは住友林業でした。住友林業を選んだ理由は下記の3つです。
- BF構造の自由設計により実現した大開口の窓と自由な間取り
- 住友林業ならではの木質感
- 営業担当さんとの相性
それぞれ詳しく解説します!
理由① BF構造の自由設計により実現した大開口の窓と自由な間取り
開口の窓!!!
私たちはとにかくこれがやりたかったんです。
これが実現できるハウスメーカーとなると、数はかなり限られてきます。
積水ハウス、ヘーベルハウス、住友林業であれば実現できそうですが、鉄骨の場合は規格サイズが決まっているので、自由度でいうと積水ハウス、住友林業の方が高そうです。
mm単位で自由に作ることができる…そんな木造のメリットを大いに享受できる住友林業に魅力を感じました。
住友林業にしたからこそ、こんな憧れの大開口の窓を実現することができたり、土地の形に合わせてリビングやバルコニー、洗面所、WICなどの部屋の広さを微調整したりすることができたんだよな〜と思います!
理由② 住友林業ならではの木質感
やっぱりお家に求めるのは、温もりがあって、ほっと心が和むようなお家。
鉄骨の耐震性はとっても魅力的ですが、木という自然素材でつくったお家の方が、癒しの木の香り、優しい肌触り、そして温もりがあって、個人的に好きだな〜と感じました。
そんなわけで積水ハウスのシャーウッドか住友林業という2択になったのですが、やはり自社で森林を持っている住友林業の方が木に対する情熱もすごく、木に関する研究もたくさんされているし、環境にも配慮しながらお家づくりをされているなという印象がありました。
住宅展示場か住友林業のショールームでいただくことができる木材にフォーカスした冊子※もとっても素敵なので、木材にこだわりたい方にはオススメです!
※住友林業サイトに飛びます
理由③ 営業担当さんとの相性
一生の内で1番高い買い物となる注文住宅。
やっぱり頼りになる優秀な営業担当さんにお願いしたいですよね。
何回もある打ち合わせ、頼りにならない営業担当さんや相性が合わない営業担当さんとではストレスがたまってしまいます。
正直、住友林業を選んだ1番の理由は、営業担当さんがとても良い方だったからと言っても過言はありません。
- 店長なので頼りになる。
- 話しやすくユーモアがある。
- 物腰がやわらかで、ゴリゴリ営業してこない。
- こちらが恐縮してしまうくらい、いつもすぐにお返事をしてくれる。
- いつも親身になって相談に乗ってくれる。
- 人として魅力的!
夫と2人で私たちの営業担当さんの良いところを挙げてみたのですが…夫婦そろって営業担当さんのこと大好きすぎますね。笑
ちなみに何社かハウスメーカーをまわる中で出会った営業担当さんの中には、新人すぎて先輩への確認が多かったりミスがあったり、高圧的だったり、予算が合わなそうだとフェードアウトしたり…など、本当にいろんな営業担当さんがいらっしゃいました。
たまたま私たちが当たったのがそういう担当者だったというだけで、そのハウスメーカーの方みんながそうだとは全く思っていないのでメーカー名は伏せますが、やはり相性の良い担当さんと楽しく打ち合わせがしたかったので、私たちは住友林業にお願いすることを決めました!
まとめ
以上、本記事では積水ハウス、ヘーベルハウス、住友林業3社の比較をした上で、我が家がどうして住友林業を選んだのか、その理由をお伝えしました。
ハウスメーカー選びで悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。